アニメ制作進行の給料

アニメ業界の仕事の1つに、アニメ制作進行というものがあります。正社員の初任給は17万となっており、あまり高く設定はされていません。ですが現在メディアなどで給料問題が上がっているので、今後給料が変わるかもしれません。

制作進行の給料とは

アニメ制作進行は、アニメ制作に関わっている人間を統括するディレクター的存在です。
アニメの制作費が1話につき1,500万程度の制作費がかかるため、金額を回収し利益を出すのは大変厳しいです。そのため、薄給で、給与の相場は17万程度になっています。

給与形態

給与形態は、最初の一年は契約社員の場合が多く、それから正社員になることが多いです。
低賃金もそうですが、長時間の労働をしても残業代が出なかったり、ストレス度も高く不規則な生活になる可能性が高いのがこの職業。業界全体が似たような状況なので、多くのビックタイトルを手がけてきた大手の企業ともあまり差がありません。
最初のうちは、プライベートの時間を確保することすら難しいです。
やりがいのある職種ではありますが、夜遅くまで働くことが当たり前になるのは覚悟しておいた方が良いでしょう。
また、業界全体にいえる事なのですが、労働環境が厳しいため長続きしない人が多く、人材が育ちません。
ルールや会社に縛られず自由なやり方で働くフリーランスの都合に合わせて仕事するのが当たり前なので、規則正しい業務パターンになりづらいです。誰か一人が声をあげたところで改善できるレベルではなく、この業界全体の伝統になってしまっています。

制作進行の仕事でプロデューサーになった場合には、制作資金の調達をしたりスポンサーを探すこともします。
資金を調達するには、魅力のある作品を発掘し、テレビ会社や出版社に売り込みをします。
売り込むときに大切なのは、原作をアニメ化し、沢山DVDやBlu-ray、キャラクターグッズなどで収入が得られるかどうかです。
沢山の収入が得られそうな作品をピックアップする能力は、この仕事で養われるでしょう。