アニメ業界の仕事を調べているうちに「撮影」という言葉にひっかかりを覚えた方も多いのではないでしょうか。
「え?人を撮ったりしてないのに撮影なの?」なんて疑問を持ってしまいますよね。
アニメ業界での撮影の仕事は、確かに人や風景などを撮ったりはしません。
では、一体どんな仕事を行なっていくのでしょうか。
この記事で詳しく解説していきましょう。
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<h2>アニメの撮影の仕事内容とは?</h2>
アニメ業界でいう「撮影」の仕事は、完成形のアニメーションを作る業務となります。
各制作現場からあがってきた絵をつなぎ合わせ、実際にテレビや映画で流れる映像にしていきます。
この業務が撮影と呼ばれているのは、パソコンが普及するまでは実際に絵をカメラで撮影して動画にしていく作業を行なっていたからです。
現在はもうカメラを使っての撮影は行われていませんが、名残として名前だけ残っています。
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<h3>絵のデジタル加工作業も行う</h3>
また、撮影の仕事は絵をつなげて動画にしていくだけではありません。
時に、デジタル加工作業も行なっていきます。
デジタル加工については、絵に光や影を入れたり、背景をぼやかしたりなど、シーンによって様々です。
全ての作業を専用のソフトを使って行なっていくので、撮影の業務に就く場合にはソフトの操作はマスターしておかなくてはなりません。
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<h2>撮影の技術で作品のクオリティが決まる</h2>
撮影の業務は、アニメ制作工程の中で一番最後に行われます。
その為、この作業によって作品の最終的なクオリティが決まると言っても過言ではありません。
例えば、技術がない撮影が担当したシーンの加工にだけばらつきが出て作品全体の雰囲気を壊してしまったり、逆にデジタル加工をしすぎて、アニメーターの描いたキャラクターの表情などを潰してしまうことにもなりかねないからです。
ほんの少しの違いで、作品を通して伝えたいメッセージも伝わりにくくなってしまう可能性があるんですね。
撮影の業務は、ある意味アニメ制作の中で一番気合いを入れなくてはいけない業務だと言えるでしょう。
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<h2>まとめ</h2>
いかがでしたか。
今回はアニメの撮影の仕事について、詳しく解説してきました。
撮影は、アニメ制作の最後の仕上げ部分を担っている業務。
作品のクオリティを決める上でも大切な業務でしたね。
撮影の仕事をしたいと思っているなら、専門学校やスクールで専門ソフトの使い方からじっくりと学んでから目指すことをおすすめします。
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